ご案内

20160902

学生時代からの友人でもある、山形の歯科医院でお世話になったイラストレーターの鈴木さや香さんから素敵なDMが届きました。世田谷のギャラリー(salad bowl)にて個展を行うそうです。なにやら新しい試みをされているとか・・。今後のご活躍が楽しみです!

生き方と住まい方

先日、久しぶりに学生時代の友人から連絡をもらい数年ぶりに会うことに。
お互い美術大学を卒業して独立をし、腹を割って話せる数少ない友人の一人で、そんな彼から「所有している古いアパート1棟をどうにかしたい」という何ともざっくりとした(笑)相談を受けました。そして、近々婚約されるとのこと。(おめでとう!)それを聞いて、「是非建て替えをして新しい生活の場にすべきでは。」と即答しました。
『住まいを考えること』は『これからの人生をどう生きるか考えること』 と同じであると思います。今回のことは彼にとって、ひとつの住まいについて考えることと同時に、これからのパートナーとの生き方をじっくり時間をかけて考えるための大事な機会になるのではないでしょうか。
建て替えをするために は様々な条件をクリアする必要がありますが、友人のこれからの人生の歩みに少しでも力になることができればこんなに幸せなことはありません。

鎌倉テラスの家

先月から計画を進めている鎌倉の住宅「鎌倉テラスの家」の基本プランがまとまり、実施設計に移ろうとしています。敷地は鶴岡八幡宮から程近い緑豊かな景勝地で、敷地北側には古くから残る小川があります。小川は敷地より随分下方を流れているため直接眺めることはできませんが、この心地良いせせらぎを楽しめる贅沢な週末住宅を計画しています。構造家山田憲明氏の協力のもと、2階LDKには3間×4間のL字型大開口を実現し、33畳のLDKと14畳のテラスを一体化させるとともに外部ロケーションを室内に取り込んでいます。また、岩盤に囲まれた敷地は古くから鎌倉石が採掘できたそうで(現在は採掘していない)土地の記憶を継承する上で、建物の一部に削り出しの石を用いる計画としました。まだまだ課題は山積みですが一つ一つ丁寧に紐解いていきたいと思います。kamakuraプレゼン kamakuraプレゼン2 kamakuraプレゼン3

山形 デンタルクリニック 現場-4

昨日は山形のデンタルクリニックの引渡しでした。上棟してから約3ヶ月・・。
本当に短期間の工事でしたが各関係者様の多大なる努力の結集で無事にこの日を迎えることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。建築工事は完了しましたが、7月末のオープンに向けてこれから待合室の家具や歯科ユニットなど医療機器の設置、外構工事、それからスタッフさんのトレーニングなどが始まります。IMG_0186

外観(エントランス)

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待合室/吹き抜けには特大ペンダントを設置、外部からのアイキャッチとした。家具は後日設置。写真 奥は受付と物販コーナー。2階にはセミナールームやスタッフルームなどがある。

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キッズルーム/イラストレータ 鈴木さや香氏による森をイメージしたオリジナルのイラスト。イラストは上に行くほど小さくし、広さ5畳×高さ6mの筒状空間を活かしたデザインとした。

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診療室/計8区画のケアルームはオリジナルデザインのパネルカーテンとガラスフィルムで緩く遮るように心掛けた。センター什器は高密度な機能を必要としたが、シンプルで方向性を持たないデザインとし、重量感を感じさせない軽やかなものとした。

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ギャップ感

今日は朝から埼玉県和光市で新築計画のお施主さんと打合せを行い、午後は友人に誘われ久しぶりのフットサルへ。あまりに久しぶりすぎて頭の中のイメージと現実とのギャップ感に衝撃を受け、心身ともに崩壊状態でした。。。日ごろの運動が大切だと思い知らされ、自分を見つめ直す良い機会となりました。IMG_3960

課題発表

7月から某学校にて2級建築士を目指す生徒を対象とした設計製図の講師を勤めることとなりました。そんな中、先日 2級建築士試験の設計製図課題が発表されました。

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・・・!? これから計画が始まる「鎌倉(景勝地)の住宅(週末住宅 木造2階建 )」とまさかの条件一致!! これも何かのご縁でしょうか? ちなみに我々の計画では土間スペースの予定は今のところございません・・・。

鎌倉

5月は怒涛の一ヶ月でした。
毎週末仙台で住宅の打合せ。お施主さんと打合せを重ね、ようやく実施図面がまとまりました。ほっと一息つくも束の間、新規のご相談を受けている鎌倉の現場へ。場所は鶴岡八幡宮から程近く、鎌倉の文化を間近で感じることができる自然に囲まれた贅沢な敷地です。敷地の隣には小川が流れていて、このせせらぎをどう建物に取り込むかが一つのテーマになりそうです。IMG_0006

山形 デンタルクリニック 現場-3

 先日の現場の様子。IMG_0002 IMG_00091木工事もいよいよ佳境に入ってきました。3月末に上棟してまだ2ヶ月ほどですが、大きなトラブルもなく着々と工事は進んでいます。
IMG_0019分電盤が設置される部分には滝のような配線が・・・。住宅と規模の違いがよく分かります。IMG_5814現場打合せの後、院長先生とお世話になっているデザインホームの濱田社長と地元のお店へご一緒させて頂きました。大変美味しいお料理とお酒とともに仕事のことからプライベートな話まで楽しいひと時を過ごさせて頂きました。ありがとうございました!

記憶

本家である祖母の家。祖母が亡くなってからずっと空き家のままでした。そして諸事情によりこの度取り壊しすることとなり、最期のお別れに長女を連れ訪問してきました。戦後間もない頃に建てられ、庭に面した心地よい縁側や薪風呂、薄暗い奥座敷、汲み取り便所など現代ではなかなか目にすることのないものが沢山残っていました。私も幼少期に1年間だけこの家で過ごしたことがあり、当時の記憶は今でも鮮明に残っています。そして、今の制作活動の根底には当時の記憶が大きく影響していると思っています。長女にも少しでも感じてもらいたいと思い連れていきましたが、(トトロの)メイちゃんの家みたい!と、彼女にはまるでジブリの森に遊びにきたような楽しい記憶として残ったようです笑。

↓ 片付けの最中に偶然見つけた写真。

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これから解体されるこの古屋の上棟時の貴重な写真でした。建物は取り壊されてしまいますが、住み手達の記憶はこの土地にずっと残っていくことでしょう。

山形 デンタルクリニック 現場-2

昨日の現場の様子。建て方が無事に完了し、外壁・サッシがどんどん納まってきています。そして大工さんが随時10人も入り、ものすごいスピードで現場は進んでおります!内部空間も同時に進められ、空間スケールが感じ取れるようになってきました。今だ聞き慣れない山形弁が飛び交う現場ですが、7月末の竣工に向けて皆さん引き続き宜しくお願いします。(ちょうど桜が満開のタイミングで、今年は2度満開を満喫できました。)IMG_0005 IMG_0009

家具選び

現在進行中の山形の歯科医院に納める家具を選ぶため院長先生と都内の家具ショールームへ。1日に4箇所を巡る弾丸ツアーでしたがコーディネートをお願いしているhh style.comさんの事前の準備が素晴らしく、待合スペース・カウンセリング室の家具から院長室のデスク&チェア、受付用の椅子、そしてキッズルームのおもちゃに至るまでこだわって納得のいくものを選ぶことが出来ました。竣工がますます楽しみです!

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オープンハウス

前職事務所のオープンハウス。
木造住宅では珍しい張弦梁構造・木製マリオンを用いて木造住宅とは思えないような大開口が実現されていました。構造設計は当然大変であったであろうと推測できますが、それに負けず劣らず工務店の現場監理も相当に苦労されたのではないでしょうか。膨大な問題を丁寧に紐解いていく作業の積み重ねを今回の住宅で見ることが出来ました。
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山形 デンタルオフィス 現場-1

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山形市内で工事中の歯科医院、昨日の現場の様子。
基礎の脱型が完了し、今月末はいよいよ上棟です。関係者一同会し、初顔合わせと熱い打合せが現場事務所にて行われました。皆様、これからどうぞよろしくお願いします。
(現場越しの蔵王の山並みがとても綺麗です)

悩んだとき

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「悩んだときは手を動かしなさい」と修行時代によく言われた。
そして、手を動かして考えている。
そうとも知らず隣席(妻)から一言。
「なに遊んでるの・・。」

 

 

 

大谷石擁壁

現在、練馬区にて相談を受けている敷地には昭和30年から40年代に多く利用された大谷石積み擁壁が残っています。よく見る風景ですが、この大谷石擁壁がなかなか厄介なのです。築50年近く経つ大谷石ですから当然劣化・損傷も多く見受けられ、安全性の確認が非常に困難で、結論としては擁壁を建て替える必要があります。と言いつつも簡単に擁壁の建て替えができる環境ではなく、また敷地が雛壇になっているため、上の敷地の大谷石擁壁が崩れてくる危険への対処も必要となり、本来の主目的である家を建てることの前に、環境を整えるために多大な費用が必要となってしまいます。
世の中はストック住宅が叫ばれていますが、上物だけではなく住宅に附随する周辺環境にも目を向けてよく注意して計画していかないといけないのだと、今回の計画で考えさせられています。

香りを売るお店

代官山にあるルームフレグランス専門店の計画に取り掛かっています。
洋服や雑貨などと違い、フレグランス(香り)には姿・カタチがありません。
カタチのないものを売るお店。いろいろ楽しいことを考えています。

恩師

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学生時代の恩師である家具デザイナー小泉誠さんが本の出版に合わせて行った講演会に行ってきました。

私は小泉さんと出会っていなければ、独立もさることながらデザインの仕事にも就いていなかったかもしれません。それほど学生のころに強い影響を受け、たくさん面倒もみていただきました。ありがたいことに今も関係を続けさせて頂いています。

出版された本「地味のあるデザイン」は、計画する人(デザイナー)と作る人(職人、メーカー)の関係性について様々な角度から小泉さんらしい言葉で語られており、現代のものづくりのスタンスに一石を投じる内容であると思います。私も共感することが多く、住宅設計に関わることを決めたのも学生の頃耳にした小泉さんの言葉『じっくり、しっかり、ゆっくり』が心の片隅に残っていたからかもしれません。

講演後打ち上げに誘っていただき、出版にまつわる苦労話や裏話を面白可笑しく(当時は緊迫した局面もあったようですが)話して下さいました。また、打ち上げに参加された相羽建設さんや府中の若葉家具さんからは「小泉さんは打合せの準備が完璧すぎる!」「妥協がまったく通用しない!!」など作り手さんの生の声を聞き、改めて強い信頼関係で結ばれているのだと感じました。

最後に小泉さんは「決して楽しいことばかりではなく、時には腹を割って厳しいことを言い合い、時間をかけてじっくり築き上げてきた信頼関係なのだ」とホッピー片手に熱く語ってくださいました。(笑)

山形 デンタルクリニック

1ヶ月ほど前から山形市内にある100坪ほどの歯科医院の内装計画をしています。
先日実施設計の最終打ち合わせが終わり、ひとつ大きな山を越えました。微調整が残っていますが次は工事見積りの工程に入ります。
今回はキッズルームの吹き抜け空間に、イラストレーター鈴木さや香さんに森をイメージした巨大なイラストを提案してもらっています。広さ5畳×高さ6mの筒状空間を活かしたさや香さんらしい提案で、面白いことになりそうです!

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初心

事務所開設に伴い、たくさんのお祝いメッセージやお花を頂きました。
初心を忘れず、信念を持ってこれから精進して参ります。
皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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