ショールーム見学

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先週末は「だんだんの家」の打合せ後に、外苑前のサンワカンパニーのショールームへお施主さんと一緒に見学してきました。こちらのショールームには初めて伺いましたが、タイルなどよく使用させていただいています。ロウコストなものからハイコストな商品まで幅広く取り扱っており、デザイン性もなかなかクオリティーの高いものが揃っています。しかし、カタログでは伝わりにくい質感や機能性は、やはり実物を見ないと分かりません。昨日もお施主さんが希望していたキッチンを拝見しましたが、どうやらイメージしていたものと違った様子。キッチンに限らず、これから長い時間を共に過ごすもの。ゆっくりじっくり吟味して、愛着の持てるものを一緒に探して行きましょう!

鎌倉テラスの家 配筋検査

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昨日は大雨洪水警報が発令する中、配筋検査を行いました。配筋検査はコンクリートで埋まってしまう前に配筋が図面通りに組まれているかをチェックする大事な検査です。細かい部分での指摘はありましたが、無事に次の工程に入っていきます。今回の検査は我々設計事務所と工務店さらに構造事務所の3社で行いました。その他に瑕疵担保保険の第三者機関のチェックも入ります。このような3重、4重のチェックが我々設計事務所にご依頼していただくメリットの一つであると思います。

作業は続々と

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昨日は構造事務所でプレカット打合せ、今日は工務店で工程会議。事務所に戻って施工図チェック。慌ただしい日々が続きますが、建て方に向けて現場以外でも作業は進んでいます。

戸建リノベーション@小岩 プレゼンテーション

ご相談を受けている江戸川区小岩の戸建リノベーション。昨日、プレゼンテーションを行いました。計画は屋外と屋内の改装ですが、まずは屋外プランの提案を行いました。お施主さんからの要望は「少し手を加えることで今の家の印象を変えたい!」ということでした。1階部分に箱型のボリューム(グレー色の部分)を挿入させ、箱の内部空間をテラススペースとして活用する、というシンプルな計画をご提案し、お施主さんには大変気に入って頂きました。来春着工を目標に計画を進めていきます。

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オリーブの木

「鎌倉テラスの家」のシンボルツリーであるオリーブの木をお施主さんと造園家と一緒に横浜市内の畑へ見学してきました。大小さまざまあるオリーブの中で、庭のサイズにあった樹形の良いものを無事に見つけることができました。この冬にしっかりと根が張るように今のうちから根回しの準備に入ります。畑にはオリーブの他にも和洋さまざまな植栽がたくさんあり、炎天下とヤブ蚊に囲まれた中での見学でしたが十分に楽しむことができました。Oさん、Bさん、暑い中お疲れ様でした!IMG_000555 IMG_0008 IMG_0003 IMG_000999

だんだんの家 プレゼンテーション

半年ほど前から計画を進めている埼玉県和光市の住宅「だんだんの家」。じっくり時間をかけてヒヤリングと打合せを重ね、本日ようやくプレゼンテーションを行いました。プランはこれまでの打合せで概ねまとまっていましたが、改めて模型やイメージパースを作成し立体空間としてのイメージ提案を行いました。お施主さんには大変喜んでいただき、若干の修正はありますがこの方向で進めることとなりそうです。敷地は約35坪の旗竿地。アプローチ部分を除くと24坪ほどしかありませんが、用途地域が第一種中高層であるため、スキップフロアやロフトを設け立体的に空間を余すところなく活用し、高さを最大限生かしたプランとしました。また、旗竿地特有の通風や日当たりの悪さ、プライバシーを確保するためにコートテラスを設け、新しい都市型住宅としての提案を行いました。諸条件により工事着工まで1年ほど期間がありますが、気を緩めることなく設計を進めて参ります。

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風をつかまえる

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窓の位置を検討する際に参考にしているデータがあります。建築省エネ機構が公開している気象データ。該当敷地付近の平均気温や平均風速はもちろんのこと、月別の風向きがグラフで分かりやすく記載されています。しかも起居時(7~22時)・就寝時(23~6時)の2パターンがあり、寝室の窓位置を検討する際にも便利です。自然の風をいかに上手につかまえるか。現地調査だけでなく、このような気象データもうまく使いながら設計を進めています。

「鎌倉テラスの家」地鎮祭

本日は「鎌倉テラスの家」の地鎮祭を執り行いました。
地鎮祭とは、工事着手の前に行う 「安全を祈願する儀式」 のことで、
1.土地の神様や工事の守護神を祀る(まつる)こと
2.敷地(土地)の汚れを清めること
3.工事の無事進行
4.永遠の加護を祈願する
これらのことを願う儀式です。

清々しい天気の中で行われ、とても晴れやかな気持ちになりました。
いよいよ週明けから本格的に工事が始まります。

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「鎌倉テラスの家」工事契約

この週末に「鎌倉テラスの家」の工事契約を行いました。見積りは当初の予算より1割ほどオーバーしましたが、我々の詳細な見積精査と工務店さんの協力により設計変更をしないで契約可能な金額まで圧縮することができました。いよいよ今週末には地鎮祭。そして来年1月末の竣工目指して、しっかりと監理していきます。今回の工務店は大同工業さん。一緒に良いものづくりができるようどうぞよろしくお願い致します。

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住宅医スクール

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住宅医スクールに通い始めました。このスクールは住宅医協会が主催するもので既存住宅をきちんと診断でき、耐震や省エネを含めた改修や維持管理に関するエキスパートな人材を育成することが目的のスクールです。昨日は初回講義でしたが、内容は実践で使えることばかり。さっそく目からウロコがたくさん落ちました。今後の授業が楽しみです。我々の事務所でもいくつか改修のご相談を受けていますが、ハードな部分の改修だけではなく、施主の家に対する想いを丁寧に汲み取り、ソフトな部分もバランスをとりながら、きちんと家と向き合い、共に美しく年を重ねることができる家づくりを進めて行きたいと思っています。

イメージの共有

現在、埼玉県和光市で戸建ての計画を進めています。敷地は旗竿地。光と風をどのように内部に取り込むかが大きなテーマではありますが、採光のイメージをクライアントにプレゼン(共有)するのはなかなか難しい。今回はパースや日影シュミレーションなどを駆使し、冬至・春(秋)分・夏至、さらに朝から夕方までのパターンを作成し、時間の移り変わりによる変化が伝わるような試みを行いました。光の感じ方は肌感覚が大切であるとは思いますが、今回のようにデジタルもうまく使いながら、スムーズにイメージの共有ができるようこれからも色々な方法を模索して行きたいと思います。
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鎌倉テラスの家 実施設計完了

「鎌倉テラスの家」はようやく実施設計が完了し、先日工務店に見積の依頼を行いました。今回は床面積が広く、大開口による複雑な構造、初めて使う素材や設備など、むずかしい納まりや取り合いが多くあり実施設計に約6ヶ月の期間を要しましたが、かなり密度の濃い設計が出来たと思います。また、独立して最初の住宅設計ということで初めてのチャレンジが多く、今後の自分の活動にとって重要な指針となると考えています。見積もりが出てくるまで気が休まりませんが、さっそく次のプロジェクトに取り掛かります。IMG_4767

コアド&マテリアルズ

昨日は「鎌倉テラスの家」で使用する天然石やセラミックタイルなどを取り扱うコアド&マテリアルズさんへ打合せに行ってきました。コアド&マテリアルズさんは石やタイルに限らず様々な素材や家具・金物を取り扱っていて、特注製作から海外メーカーのものまで幅広く対応されています。我々も今回は随分お世話になっていますが、事務所には新作のものから過去の試作品など沢山のサンプルが置かれ、興味をそそるものばかり。いつも打合せから脱線してしまい、「あれは何ですか?」「これはどこの物ですか?」と質問攻め。。。昨日は建築家・谷口吉生さんとコアド&マテリアルズ代表の木本さんが一緒に5年間かけて手掛けられた個人住宅が最近竣工したとのことで、竣工写真を拝見しながら裏話や苦労話など貴重なお話を沢山伺うことができました。木本さん、水田さん長時間に渡り打合せありがとうございました! 引き続き、よろしくお願いいたします。
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google マップに

昨年竣工した山形の歯科医院(T`S DENTAL OFFICE)さんの院内をgoogleマップで見られることが判明!便利な世の中になりました。宜しければご覧下さい。(住宅ではなかなかできないですよね) グーグルマップへ

ショールーム巡り

昨年末のことですが、実施設計中の「鎌倉テラスの家」に購入予定の家具や浴槽を検討するためお施主さんと一緒に南青山付近のショールームを廻りました。内装のマテリアルサンプルを持参し、家具の素材や生地の組み合わせを念入りに打合せ。無数の組み合わせがある中、躊躇なく選んでいくお施主さんの決断力とセンスの良さに脱帽。ますます完成が楽しみです。今回は広いテラスに小川のせせらぎを楽しめる贅沢なジャグジーも設置する予定です。IMG_4383 IMG_4389 IMG_4390 IMG_4004

新年のご挨拶 2017

新年あけましておめでとうございます。

昨年は独立1年目ということもあり、試行錯誤の年となりました。その中で沢山の素敵な方々との出会いや再会があり、貴重な経験をさせて頂きました。そして少しづつですが、自分の向かうべき道が見えてきた気がします。
2年目の今年はスタッフが1人増え、新体制となります。試行錯誤は続きますが、より一層の飛躍・チャレンジの年としたいと思っております。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

サイン

現在、実施設計中の「鎌倉テラスの家」で構造設計をお願いしている構造家山田憲明さんが著書を出版されました。早速購入させて頂き、山田さんとの打合せのときにちゃっかりサインを要求。「こうゆうの苦手なんだよねー」と言いながら、サラッと書き上げた山田さん(笑)。素敵なサイン、ありがとうございました。

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仙台へ

週末から仙台へ。昨年から足しげく通ってきた仙台ですが、今回で一段落となりそうです。始めは縁もゆかりも無い土地でしたが、新しい出会いに恵まれ、とても密度の濃い経験をさせていただきました。最後はいつものメンバーで一杯。同世代の所為か、このメンバーと話をしているとずっと昔から知り合いだったような感覚に陥ります。仕事のこと、子供のこと、将来のことなど話は尽きることなく、いつも夜更けまで語り合っていました。仕事仲間であり同志でもあるこの素晴らしい方々との出会いに心から感謝し、今後も仙台と東京でお互い刺激しあいながらものづくりをしていければと思っています。皆様これからも宜しくお願いします。

翌日は一人、松島・石巻まで足を延ばしました。松島にある「五大堂」は伊達政宗が建立させた東北最古の桃山建築のようですが、整然と並んだ屋根垂木、品のあるシルバー色の木の質感がとても美しい。img_4347img_4365img_4362

こちらは石巻の日和山公園。震災の傷跡はまだまだ色濃く残る。img_4323img_4325img_4327

木と鉄

先日、知人が担当する鉄骨造(個人住宅)の工事現場を拝見させてもらいました。鉄骨造の現場は初めてだったということもあり、現場に漂う匂いと作業音が木造と鉄骨造ではまったく異なることに少々驚きと違和感を感じました。木造は木を削り出す心地よい音と木屑の良い香りで満たされますが、鉄骨造は鉄をカットする甲高い音とその焦げた匂いが辺りに充満していました。どちらが良い悪いではないのですが、個人的にはやはり木造の現場が落ち着きます。しかし、鉄骨独特の重厚感やダイナミックな開放感は木造では作り出すことが難しいということも今回の経験で感じ取ることができました。img_0038

小屋裏(寄棟)の様子

願い

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「家族を守るためにがんばっているんだ。」 曇りのない真っ直ぐな瞳だった。純粋でストレートな気持ちに私は心を打たれ、初対面ながら涙したことを今でも憶えています。人生は時に残酷で不条理なことが起こる。一人の力ではどうすることもできないことがある。それでも一生懸命に立ち向かっていた姿を私は決して忘れません。そして願うのは、決して諦めないで欲しいということです。