所内の植物に新芽が芽吹きました。
例年はもっと早く芽吹いていたのですが今年は遅く、もう咲かないのかな、、、と心配していたところ非常事態宣言が解除された翌日、一斉に芽吹きだしました。
偶然とは思えないこのシンクロニシティなタイミングに、昔ある人から聞いた「植物は人の気持ちに同調するんだよ」という言葉を思い出しました。解除から数日が経ち少しづつ葉を広げている姿は、まるでゆっくり日常を取り戻している私たち人間の分身の様で、同調というよりもなんだか共鳴しているかのようです。
私たちもこの植物のように1日でも早く、大きな葉を広げられるようになることを願うばかりです。
新年明けましておめでとうございます。
2020年はヨシザトデザインにとって今まで以上に飛躍の年となるよう頑張って参ります。皆さま、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
正月の帰省中、綺麗な富士山を拝むことができて、清々しい気持ちで2020年がスタートしました。
今年は本当に良いご縁に恵まれた年となりました。この出会いを大切にしながら来年も引き続き頑張っていきたいと思います。
本年はどうもありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
12/28(土)より1/5(日)まで冬期休暇とさせて頂きます。
天童木工 東京ショールームで開催されたJID主催のセミナー「剣持勇のジャパニーズ・モダン」へ行ってきました。現 剣持デザイン研究所所長の松本さんと元天童木工開発部の菅澤さんの2人によるトークイベント。主に戦後から昭和後期にかけての日本の家具・インテリアデザインの歴史と剣持氏の当時の仕事ぶりを紹介する内容でした。戦時中、軍事部品を製作していた天童木工に当時役人だった剣持氏が軍服を着てサーベル(刀)片手に部品を検品しに来ていたという驚きのエピソードも。
会場には剣持デザイン研究所のOBの方々も沢山来られていて、同窓会のような雰囲気でしたが、今なお現役でデザイン活動されている方々ばかりで、剣持氏のDNAは今の時代にも受け継がれているのだと実感することができました。(ちなみに所長の松本さんは今年で90歳!)
セミナーの前には天童木工のショールーム(設計:坂倉順三建築研究所 長大作氏が担当)の見学ツアーがあり、師匠のコルビジェを彷彿とさせるディティールが垣間見られ、こちらもDNAが受け継がれていました。
天童木工へ行く前に東京国立近代美術館の「窓展」へ。藤本壮介氏の「House N」の原寸コンセプトモデルが美術館前に。居心地の良いベストポジションを探る。
6月からリニューアルの計画を進めてきましたワインダイニングレストラン「ケンゾーエステイトワイナリー広尾店」が本日オープン致しました。日本人オーナー辻本憲三氏がプレミアムワインのメッカ、カルフォルニア州 ナパ・ヴァレーに誕生させたワイナリー「ケンゾーエステイト」。9年前に現地ワイナリーがグランドオープンした同年同月に「日本に居ながら現地ワイナリーのテイスティングが愉しめる」をコンセプトに、ナパ・ヴァレーの雰囲気を再現したテイスティングルーム第一号店をここ広尾にオープンしました。そして来年10周年を迎えるにあたり、今回装い新たにリニューアルするということで、内装およびファサードのデザインをさせて頂きました。店内は7mの巨大な無垢カウンターや黒大理石、ファサードには特注サッシに織物ファブリックを挟み込んだ合わせガラスを用いたりと、上質で重厚感溢れる空間に仕上がりました。(竣工写真ができ次第アップさせて頂きます)
写真は昨日催されたレセプションパーティーの様子。沢山の胡蝶蘭が並び、とても盛大なパーティーでした。
ディナーはもちろんのことランチも楽しめますので、近くへお越しの際には是非お立ち寄りください。(ケンゾーカレーお勧めです!)
KENZO ESTATE
東京都港区南麻布4-12-25南麻布セントレ1階
昨日発売の建築専門誌「建築知識10月号」(エクスナレッジ)に弊社ホームページが紹介されています。「最新デジタルツール 使いこなし大百科」というテーマで、WordPressを採用した事例として弊社ホームページが取り上げられました。隣のページには鎌倉テラスの家で構造設計をお願いした山田憲明さんのホームページも紹介されています。
他にも最新デジタルツールとしてVRカメラや3Dパースの紹介もされていますので、ご興味のある方は是非、お手にとってご覧いただけたら嬉しいです。
かれこれ20年ほど前。私がまだ大学生だった頃にダイニングレストラン「茶々 南青山」と出会いました。「自分もいつかこんなお店をデザインしたい!」と強く思い、大学卒業後はお店をデザインした辻村久信さんの事務所に入所し、8年間インテリアデザインを学びました。自分にとって「茶々 南青山」との出会いは人生のターニングポイントでありました。
そんな「茶々 南青山」も時代の波に呑まれ(ビルの再開発の影響で)、残念ながら閉店となってしまいました。。。商業デザインは時代の流行にピントを合わせて頻繁に改装することが多い中、20年以上も同じスタイルでお店を続けてこられたことはとても素晴らしいことであり、辻村さんのデザインがいつの時代でも受け入れられる普遍的なデザインであったということでもあると思います。自分もそんな「力のあるデザイン」をもっと生み出していかなければ、と改めて気づかされた出来事でした。
営業当時の写真です。
京都五条の鴨川沿いにあるカフェ「efish」もこの秋で閉店するのだとか。。。こちらも今年で20周年。辻村事務所時代には良くお世話になりました。本当に残念です。。。
先日発売された「北欧テイストの部屋づくりno.27」(ネコ・パブリッシング 発行)に弊社にて設計した「だんだんの家」が掲載されました。
特に北欧を意識したつもりはなかったのですが、お施主さんの選ばれた家具や雑貨小物類に北欧系のものが多く、建築というよりはインテリアデザインの視点から北欧らしさを感じる内容となっています。
是非、お手にとってご覧いただけたら嬉しいです。
3月から進めてきましたジュエリーショップ(himie aoyama)が本日オープンしました。「あまりお店っぽくしたくない」というジュエリーデザイナー兼オーナーからの要望でプロジェクトが始まり、ディレクターで木工家具作家の知人と共に、今迄のキャリアの中で培ってきた店作りのノウハウや固定概念を一旦破棄し、ニュートラルにした状態でプロジェクトを進めて行きました。出来上がった空間は、このジュエリーブランドの作品と同様に、職人の熟練された技術と無垢の素材をシンプルに活かしながら、主張しすぎない絶妙なバランスを保ち、素朴で上質な空間に仕上がりました。
ブランドと共にこの空間がこれからどのように熟成されていくのかとても楽しみです。
みなさま、近くへお越しの際には是非お立ち寄りください。
himie aoyama
東京都港区南青山5-3-10 FROM-1st 2F
昨日は表参道で進めているジュエリーショップの竣工検査と引渡しでした。いくつか補修工事が出てしまいましたが、オープンするまで気を引き締めてしっかりと監理して行きます。出来上がった空間は非常にシンプルですが、こだわりのディティールがちりばめられ、程よいスケール感でとても居心地のよい空間となりました。後日、このブログでオープン告知のご案内させて頂きます。
南青山で計画中のジュエリーショップ。現場工事もいよいよ佳境を向かえています。建築と比べ店舗の施工スピードは本当に速く、この時期になると2~3日に1回のペースで現場に通います。今日も現場へ出向き、クライアントさんと仕上げの最終確認。写真に写っているのはメインの左官仕上げですが、通常のA4サイズのサンプルではコテ押さえの雰囲気などが分かりにくいので、左官の場合はいつも実際に施工される左官屋さんに現場で大判サンプルを製作してもらっています。今日も大判サンプルのお陰でスムーズに確認することが出来ました。竣工まで残りわずか、最後までしっかり監理していきます。
本日、昨年末に竣工した埼玉県和光市にある「だんだんの家」の雑誌取材に立ち会いました。入居されてから3ヶ月が過ぎ、新しい場所・新しい生活に随分と慣れてきたご様子。奥様いわく「新しい家に入居してから家族のストレスが減って、子ども同士の喧嘩が減ったんです!」と。それを聞いて、やはり住まいは人間の性格を形成する上でとても大切な要素なのだと改めて気づかされました。
ちなみに、今回の取材は7/29に発売される「北欧テイストの部屋づくり」no.27に掲載予定です。発売されましたらこのブログでも改めてお知らせいたします。
それから、もう一つお知らせがあります。こちらはすでに発売されていますが、建築知識という建築専門誌。今月号はなんと前職代表のリオタデザイン関本竜太さん特集です。
しかも、DVDデジタル図面集付き!これはすごい。。。
じつはこの企画に私もお手伝いしてまして、解説のための内観パースやアクソメ図を描いています。↓このような「建物のイラスト」です。
その数、実に40枚以上。。。かなり大変でした。。。
イラストを始め、関本さんの相当な量の解説テキストにより、非常に密度の濃い内容となっています。木造住宅をこれから学びたい学生さんや、初学者の方には是非お勧めです!
我々のプロフィールもちゃっかり載ってます。
それから、売り上げの方が絶好調のようで、なんとamazon売れ筋ランキングで1位獲得!うれしい!!
みなさま、是非お手に取って頂けたら嬉しいです。
『リオタデザイン関本竜太が教える 木造住宅できるまで図鑑』
[建築知識2019年7月号(エクスナレッジ)]
>> Amazonのサイトへ
昨年竣工した「箱テラスの家」。本日、竣工写真の撮影を行いました。築20年ほどの木造住宅の部分改修で、外構をメインに室内の改装も行っています。半年振りにお邪魔しましたが、竣工時と変わらず綺麗に住まわれていて、家具や雑貨はお仕事柄センスの溢れるものばかり。素敵な空間に仕立てられていて、設計者としては嬉しい限りです。撮影は新澤一平氏。写真のように、スーツケースを巧みに操り(笑)、テンポ良く撮影して頂きました。どんな写真に仕上がるのか、今からとても楽しみです!
南青山で計画中のジュエリーショップ、いよいよ着工しました。壁の位置を図面から現場に写し取る「墨出し」を行い、壁の位置を確認。数ミリの誤差はありましたが、ほぼ図面通りにいけそうです!7月中旬ころの竣工に向けてしっかり監理していきます。
荻窪駅からすぐ近くのマンションでリノベーションの計画が始まり、先週末キックオフミーティングを行いました。奥様との何気ない会話の中から、実は共通の知人が何人もいたり、時期は違えど同じ空間に身を置いていたことがあったり、そんなお互いの共通項がたくさん見つかり(まだまだ他にもありそうですが・・)、勝手ながら親近感やご縁を感じずにはいられませんでした。現在進行している南青山のクライアントや友人の家具作家さんとも同じようなことがありましたが、この「共通項」というのはとても大切なものだと最近強く感じています。これまで歩んできた40年の人生の中で、出会った人や見てきた風景は限られていますが、そんな中でも繋がりがあるというのは貴重なことだと思います。こうした人の繋がりに感謝し、これからも丁寧にプロジェクトを進めて行きたいと思います。
慌ただしい日々が続いていますが、南青山で計画しているジュエリーショップがようやくプランと図面がまとまり、本日施工業者さんへ見積もり依頼をかけました。今回は友人の家具作家さんと一緒に共同で店舗デザインを行っているのですが、いままでのヨシザトデザインとは少し違った新しいデザインのお店になりそうです!
先日、クライアントと一緒に間仕切り壁の位置や家具の場所など床に養生テープを張って、原寸スケールで現場確認してきました。当初思っていたよりも少しコンパクトに感じましたが、微調整しながら計画は進んで行きます。やはり図面よりも現場で原寸確認するのが一番分かりやすいですね。
昨年末に竣工した埼玉県和光市にある「だんだんの家」。先週引越しを終えたとのことで久しぶりにお邪魔して来ました。すでに荷物は片付いて、家具もピッタリ納まっていました。「収納がたくさんあって、荷物がすぐに片付いたんです!」と奥様。まだまだ収納スペースがたくさん余っているので、これからもっと活用できそうですね。
それから、クライアントご夫婦から嬉しいお手紙を頂きました。とても心温まる内容で、お施主さん了承の上で少しだけご紹介させていただきます。
「家づくりは単に生活する場所を作るだけではなく、自分たちの暮らしについて改めて見つめ直し、ひとつずつ丁寧に考えていく作業でした。それは時間や手間はかかりますが、とても贅沢な時間だと思います。途中予算の関係で大きな計画の変更もあり、なかなか一筋縄ではいかないものだなあと思いましたが、今となっては全て良い思い出です。いざ完成した家の中に身を置くと、大きな空気感から細部の至るところまで吉里さんの誠実さや丁寧さ・真心が溢れていて、とても居心地が良いです。家づくりが初めてで不安も多かったけれども、ヨシザトデザインさんにお願いして良かったと心から思います。これから子ども達の成長を見守るのと同じ気持ちで、この家も自分の子どもとして家族と共に大切にメンテナンスをしながら暮らして行きます」
他にも有り余るほどの感謝の言葉を頂き、涙が出そうになりました。本当に設計者冥利につきます。この瞬間があるから住宅設計はやめられませんね。頂いたメッセージを胸に、次のプロジェクトの活力へと繋げて行きたいと思います。本当にありがとうございました。そしてこれからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
南青山でジュエリーショップを計画しています。昨日はそのプロジェクトのキックオフミーティングでした。自分にとって新しいチャレンジとなるショップになりそうです。6月末頃のオープンに向けて全力で取り組みます!