恩師の訃報

旧友からの知らせで学生時代の恩師 杉本貴志さんの訃報を知りました。もし杉本さんに出会っていなかったら私は今この仕事に就いていなかったかもしれない、と言ってもよいほど大きな影響を受けた師。春秋で食べた美味しい角切りこんにゃくを牛肉と勘違いしてみたり、お酒も飲めないのにバーラジオにゼミの友人と訪れてみたり、着崩れた和服で茶道に勤しんでみたり・・、そんなことを昨日のように思い出します。もう随分お会いしていませんでしたが、20代頭のまだ右も左も分からなかったあの頃にたくさんいただいた、刺激的で本質的な言葉や経験のひとつひとつが、常に自分のベースにあることに度々気付かされます。これから我々の世代が文化としてどう次に繋げていくか、と考えると身が引き締まる思いです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。(吉里絵里)