今月はセミナー三昧でした。ビックサイトで行われた山田憲明さんの「今すぐ使える!超実践的木構造」や前職代表の関本竜太さんの「金属防水が可能にする持続可能な木造の美しい外廻り」。他にも、月一回通っている住宅医での辻充孝先生による省エネ講座など、そのまま実践で使える貴重なお話を沢山聞くことができました。その中で特に印象深かったのは、新宿デザインセンターOZONEで開催された「未来住宅談義 新しい価値を創出するリノベーション」というセミナーで、建築家・工務店・不動産関係者・編集者のそれぞれの立場から今後の住宅産業について、リノベーションや省エネルギーの観点から考えていくというものでした。既に始まっている人口減少や少子高齢化、空家問題などによって今後の住宅産業はますます危機的状況に陥ることは明確です。その中で我々のような設計者がどう立ち向かっていくのか、自分自身悶々としていましたが、今回のセミナーでそのヒントとなるキーワードを幾つか見つけることができました。今すぐ答えがでるものではありませんが、自分のこれからの活動にとってとても大切なテーマになっていくのではないかと思っています。171128_01171128_02

それにしても30代の大工さんの数が全国で2万人ほど、10代にいたっては2千人程度だそうです。。。作りたくても作れない。そんな時代がすぐそこまで来ています。